企画・連載

〈SDGs✕SEIKYO〉 身近にできる「フードドライブ」 2024年3月22日

ちーちゃんと考える 未来のカタチ

 自宅に余っている食べ物はありませんか? “もったいない”と思いながらも、消費しきれず捨ててしまう――。そんな日常生活の中で、食品ロスの減少や貧困の解決に貢献できる取り組みがあります。その名も「フードドライブ」です。

 フードドライブとは、福祉団体などを通じて、家庭で余った手つかずの食品を貧困家庭などに寄付する活動です。

 発祥地であるアメリカでは、毎年5月に「スタンプ・アウト・ハンガー」と称して実施。開催日には、郵便配達員が郵便物を届けるついでに、各家庭から余った食品を回収してくれ、現在、全米50州、約1万の都市や町で行われています。

 日本では、ファミリーマートや無印良品、イトーヨーカドー等の大手小売店も推進。ファミリーマートは全国47都道府県、3000以上の店舗に窓口を設けており、対象店舗に食品を持参すると、協力団体を通じて必要な人々に届けてくれます。

 “常温保存ができ、未開封のもの”“賞味期限が2カ月以上あるもの”など、寄付できる食べ物には条件がありますが、身近にできるSDGsのワンアクションです。

 詳細は、各企業のホームページから知ることができます。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。